施工要領 |
1 下地処理 |
脆弱部や付着物の除去、亀裂処理等断面修復の性能が低下しないように十分な下地処理を行って下さい。 |
2 プライマー塗布 |
下地とフィックスT・EGとの接着低下(ドライアウト等)を防ぐため、、ERシーラー
を塗布して下さい。(天井面施工ERボンド#55を推奨いたします。)
フィックスT・EGの塗り継ぎで下層が硬化した場合も同様に、ERシーラーまたは、ERボンド#55を塗布して下さい。
ただし、表面が乾燥色※になるまでは、ERシーラーまたは、ERボンド#55を
使用せずに塗り継ぐこともできます。この場合は、塗り継ぎ面を粗仕上げにし、塗り継ぎ時は十分にコテ圧をかけて材料を擦り付けて下さい。
※乾燥色とは表層部の水気が失われ白っぽくなった状態のことで、硬化後1.5時間から3時間程度で現れます。
硬化時間が早いほど乾燥色になるのも早くなります。
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3 混練 |
規定量を計量し、ハンドミキサーやモルタルミキサーで混練します。(低速ミキサー推奨)
低速ミキサーを使用し10kg以下にて混練する場合、撹拌時間の目安は2分から3分程度となりますが、撹拌時間はミキサーの
種類や回転数、混練量等に応じて調整して下さい。
また、材料が均一になったら過度の撹拌はしないで下さい。
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4 塗り付け |
ERシーラーの場合は”指触乾燥”、ERボンド#55の場合は
”糸を引くようなタック(粘り)”が出た段階で、フィックスT・EGを塗り付けます。
深い凹部がある場合は、先にその部分を充填します。薄く塗り付けてから所定の厚みに塗り付けるようにして下さい。
ただしこの場合1層の厚みは最大20mmまでとして下さい。
モルタルの締り具合を確認し、適宜コテ押さえを行って下さい。
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5 養生 |
雨水等を避けて1日以上養生して下さい。 |
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